「キャリアの解約金は高いから、簡単に乗り換えできない」とお考えではないですか? 最近キャリアでは、2年契約を途中で解約する場合の解約金を1,000円に値下げしました。今回は、ドコモの解約金と新プランについて解説していきます!
通常ドコモや他のキャリアでは、2年契約の解約金として9,500円を請求していました。これによって、ユーザーが他社に乗り換えしにくいようにしていたのです。そこで「利用者の囲い込みだ」という問題提起がされたのが、解約金1,000円になったきっかけです。
実際にドコモが解約金1,000円の値下げに踏み切った背景には、改正電気通信事業法に伴って必要となる規程整備案が関係しています。総務省は2019年6月に規程整備案を作成しました。規程整備案には、解約違約金1,000円や端末の値引上限2万円などの新しいルールが盛り込まれたのです。解約金1,000円は、国の施策だったことに驚きですよね。
新ルールが実施されるのは、整備案が公布されてから6ヶ月以内とされていました。6月17日に公布されたので、11月中旬には適用されることとなりました。ですのでドコモは、10月からこの新ルールに沿ったプランをスタートさせたのです。
ドコモは10月に新しいプランを発表しました。新しい料金プランは、「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」で、あわせて2年契約の解約金が9,500円から1,000円になっています。
そこで気になるのが、「以前の料金プランで契約した方はどうなるの?」ということですよね。以前の「ギガホ」「ギガライト」で2年契約をしている方でも、新しいプランに変更可能です。ですが、ここでひとつ注意点があります。プラン変更後の最初の更新月までは、解約金9,500円がかかってしまうという点です。
また、「docomo with」「月々サポート」で割引を受けている方が変更すると、割引を継続できないだけでなく、端末の残債が発生してしまうので、契約完了まではプランを変えない方がよいでしょう。
総務省の整備案によって、「継続購入を条件とする端末補助」「端末購入を条件とする通信料金の割引」が禁止されることになりました。ですので、端末料金と通信料金は別になっています。ドコモは、新しいプランを発表するとき、完全分離プランにしました。
ドコモの新プランである通信料金をみていきましょう。
プラン | 定期契約あり | 定期契約なし | |
---|---|---|---|
ギガホ(容量30GB) | 6,980円 | 7,150円 | |
ギガライト | 容量1GB | 2,980円 | 3,150円 |
容量3GB | 3,980円 | 4,150円 | |
容量5GB | 4,980円 | 5,150円 | |
容量7GB | 5,980円 | 6,150円 | |
ケータイプラン | 1,200円 | 1,370円 |
プランには定期契約ありと定期契約なしがありますよね。定期契約ありとは、2年以内にドコモを解約したり乗り換えしたりすると、解約金が発生するプランです。このときの解約金は1,000円になっています。
定期契約なしとは、2年で契約更新する必要がなく、いつ解約しても解約金は発生しません。その代わり、定期契約ありよりは料金が高い設定です。
定期契約ありと定期契約なしでは、ほとんど差がなくなってきています。例えば、ギガホなら定期契約6,980円なのに対し、定期契約なしは7,150円です。170円ほどの差しかありません。以前の定期契約なしのプランでは8,480円となっていましたので、今回の新プランはかなり値引いた値段設定になっていると言えるでしょう。
2年縛りの定期契約ありプランと、2年縛りなしの定期契約なしプランの料金差は無くなってきましたが、さらに割引できるサービスがあるのです。その割引サービスは、「dカードお支払い割」です。ドコモの携帯電話料金のお支払いにクレジットカードのdカードまたはdカードGOLDを使うと、170円を割引するというサービスです。
「なぜ170円?」と思われるかもしれませんが、この170円は、定期契約ありのプランと定期契約なしのプランの差額です。dカードを使えば、2年縛りのプランと差がなくなるので、解約金が必要な定期契約プランを契約しなくても済みますよね。
dカードは、新プラン発表に合わせて年会費が無料になり、より申し込みやすくなったクレジットカードです。さらに2020年3月31日までは「dカードお支払割5%割引キャンペーン」を実施しています。dカードを携帯電話の利用料金の支払いに設定している方であれば、買い物などの利用で5%還元を受けられるのです。お得ですよね。
新料金プランの発表にあたって、割引サービスも変化を見せています。「ずっとドコモ割プラス」とは、2年契約をすることで受けられる割引サービスのことです。利用年数に応じて自動的に料金から割引されたり、dポイントがキャッシュバックされたりします。
例えば、4年未満の利用なら600pt未満のポイントがもらえ、10年以上利用してれば3,000pt以上がもらえます。さらに、2年ごとに契約を更新すると「ありがとうポイント(3,000pt)」が貯まるのが嬉しいところ。
このずっとドコモ割プラスですが、今回の新プランにおいてはケータイプランのみ減額になっています。8年以上のドコモ利用者は、1,200ptが最大ポイントとなりました。ギガホとギガホライトでは、最大3,000ptとなっています。15年以上利用している人は10,000ptもらえていたので、減額になっています。
ユーザーとしては、解約金が9,500円から1,000円になって嬉しいですよね。解約や乗り換えもしやすくなるので、気軽に契約ができそうです。また、料金は端末料金と通信料金が別の分離プランになりました。旧プランの月々サポートやdocomo withなどのような「端末とデータ料金がセットになると〇〇割引」というサービスがなくなったのです。
利用料金と端末代金が分かれたことでシンプルでわかりやすくなりました。利用料金も安くなったので、これからドコモを利用したい人は、お得に契約できるでしょう。
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