大手キャリアから格安スマホへの乗り換えを検討する理由として多いのが、「月々の利用料金を安くしたい」こと。一方で、大手3大キャリアそれぞれでも、現行の料金プランを見直した新料金プランをリリースし始めています。現在のユーザーにとっても、これから乗り換えを検討したいユーザーにとっても、新料金プランが気になる人も多いです。
ここでは、大手キャリアのひとつであるソフトバンクが2018年に変更した新料金プランの仕組みを、旧料金プランと比較しながら解説しています。さらに、新料金プランを利用する前に知っておきたい注意点も合わせて紹介していますので、今のプランの見直しを考える人や、一番適した料金プランでお得に利用したい人も役立ててください。
目次
まず、2018年8月から変更になったソフトバンクの料金プランの仕組みを、変更前と比較しいながらご紹介します。
ソフトバンクの通話プランで2018年8月まで適用されていた旧プランでは、毎月2,700円で24時間かけ放題の通話定額基本プラン(スマ放題)、毎月1,700円で1回5分以内の通話なら何度でもかけ放題の通話定額ライトプラン(スマ放題ライト)の2つがありました。これが2018年9月開始の新通話プランより、2年契約は選択できる仕組みになり毎月3,900円の通話基本プランに変更されています。
新通話プランの国内通話は20円/30秒です。通話基本プランに毎月1,500円で24時間通話し放題の定額オプションか、毎月500円で1回が5分以内の通話であれば、何度でも国内は基本無料の準定額オプションをつけられるようにもなりました。
なお、2年縛りは強制ではなく選択制になったため、付帯もできます。2年契約ありなら月々2,700円の割引が受けられます。さらに、3年目から2年契約がなくなる2年契約フリープランなら月々2,400円の割引が適用されます。
2年契約の有無によるソフトバンク新通話料金プラン一覧(ウェブ使用料 300円含む)
2年契約 | 1,500円(税抜)/月 |
---|---|
2年契約(フリープラン) | 1,800円(税抜)/月 |
2年契約なし | 4,200円(税抜)/月 |
変更前のソフトバンクの旧ネット料金プランは、データ定額ミニ1GB、データ定額ミニ2GB、データ定額5GB、データ定額ギガモンスター20GB、データ定額ウルトラギガモンスター50GBと、あらかじめ使いたいデータ通信量によって選べるデータ定額制、または通話料変動制で7GBまで使い放題のホワイトプランがありました。
新ネット料金プランでは、これらのネット料金プランが廃止になり、「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」の2つのみに変更になりました。
ここでは2019年から新しく変わるソフトバンクの料金プランの仕組みをご紹介します。
2019年に変わるネット料金プランのひとつが、「ウルトラギガモンスター+」です。月5,980円でデータ通信量50GBまで使用可能になっています。さらに、ソフトバンクが指定したアプリならデータ通信量消費なしで無制限で使えます。(YouTube、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、LINE、Instagram、Facebook、Twitter、TikTok)
Wi-Fiがなくてもネットを楽しみたい人や、指定アプリの動画やSNSサービスを多く利用する人に向いている料金プランです。
ウルトラギガモンスター+とは、各種割引サービスと併用すると月々の利用料金が安くなります。ソフトバンクへの新規加入または機種変更と一緒に料金プランを選んだ場合の「1年おトク割」は12ヶ月間1,000円割引、インターネットをソフトバンク光にすると「ネットとセットで(おうち割 光セット)」で1,000円割引、ソフトバンクを利用している家族の人数によって毎月500~2,000円の割引になる「みんな家族割+」があります。
もうひとつの「ミニモンスター」とは月2,480円~でデータ通信量による料金変動制です。1GB2,480円、2GB4,480円、3GB・4GB5,980円、5GB超6,980円と段階的に料金が上がっていきます。
1GB | 2,480円(税抜)/月 |
---|---|
2GB | 4,480円(税抜)/月 |
3GB・4GB | 5,980円(税抜)/月 |
5GB | 6,980円(税抜)/月 |
また、「ウルトラギガモンスター+」と同様に「1年おトク割」「ネットとセットで(おうち割 光セット)」の割引サービスが併用できます。
多数のメリットがある新料金プランですが、注意すべき点もありますので、あわせて紹介します。
新料金プランは携帯電話の使用料と携帯端末代金が分離されています。従来の月々割の適応がなくなったため、契約者が負担する携帯端末購入代金が高くなってしまいます。「半額購入サービス」に加入した上で携帯端末代を購入すれば安くなりますが、2年縛りが付帯するため、他キャリアへの乗り換えがしにくくなるデメリットがあります。
ソフトバンクの旧料金プランは、通話料金とネット料金がセットになった「ホワイトプラン」、または通話料金にデータ通信量変動制プランという仕組みでした。新プランでは、通話料金プラン+ネット料金プランの2段仕組みになったため、各種割引適応前の料金は、旧料金プランよりも高くなってしまう傾向にあります。
たとえば通話基本プラン+ウルトラギガモンスター+のみで割引なしなら月々7,480円~になります。なお、ミニモンスターは家族割も適用外です。
旧通話基本プランは月々2,700円で24時間かけ放題でしたが、新料金プランでは定額オプションまたは準定額オプションを付与しなければ、通話かけ放題にはなりません。新プラン移行後も、携帯電話での通話頻度が高い人は、オプションプランへの加入も視野に入れないと月々使用料金が高くなってしまう可能性があるので、オプションも含めて見直しをしましょう。
旧料金プランでは、月で使わなかったデータ通信量は翌月繰越ができました。ところが、新プランではウルトラモンスター+、ミニモンスターともにデータ通信量繰越ができなくなります。
さらに、旧料金プランでは定額よりもデータ通信量を超える場合でも「快適モード」にしなければ、自動課金はされませんでした。新料金プランでは、ミニモンスターはデータ通信量を超える場合は自動課金になり、さらに追加した分のデータの繰り越しもできなくなりました。そのため、あらかじめどのくらいのデータ通信量を使うかを把握して、プランを選ぶのがおすすめです。
ソフトバンクの新料金プランは、全てiPhone 5 以降の iPhone、4G スマートフォンを対象としています。3Gスマホや4G/3Gケータイ、iPad、Androidタブレットは加入対象外で、旧料金プランの適応となります。
ソフトバンクの端末はdocomoやauからMNPで乗り換えが可能です。月々の料金をよりお得に見直すチャンスに活用してみましょう。
他キャリアからソフトバンクへのりかえ(MNP)して iPhone、スマートフォン、ケータイを購入すると、それまで利用していた機種をソフトバンクが下取りするサービスです。下取り対象機種に応じて、割引特典が受けられるプログラムになっています。
たとえば、下取り最高額のiPhoneXは54,000円の下取りです。これを24回の分割割引として受けられるため、54,000円÷24回=2,250円、2年間月々の使用料金から2,250円が割引されます。なお、下取り価格よりは減額になりますが、ガラスのひびわれやボタンの破損、タッチパネル動作不良などの破損品も下取り対象になります。
iPhone下取り価格
下取り対象機種 | 正規品下取り額 | 破損品下取り額 |
---|---|---|
iPhone X | 54,000円(2,250円×24回) | 16,200円(675円×24回) |
iPhone 8 Plus | 30,000円(1,250円×24回) | 9,000円(375円×24回) |
iPhone 8 | 23,760円(990円×24回) | 7,200円(300円×24回) |
iPhone 7 Plus | 23,760円(990円×24回) | 7,200円(300円×24回) |
iPhone 7 | 23,760円(990円×24回) | 7,200円(300円×24回) |
iPhone 6s Plus | 13,680円(570円×24回) | 4,200円(175円×24回) |
iPhone 6s | 13,680円(570円×24回) | 4,200円(175円×24回) |
iPhone 6 Plus | 11,400円(475円×24回) | 3,360円(140円×24回) |
iPhone 6 | 11,400円(475円×24回) | 3,360円(140円×24回) |
iPhone SE | 4,800円(200円×24回) | 1,440円(60円×24回) |
iPhone 5s | 2,400円(100円×24回) | 720円(30円×24回) |
iPhone 5c | 2,400円(100円×24回) | 720円(30円×24回) |
iPhone 5 | 2,400円(100円×24回) | 720円(30円×24回) |
iPhone 4s | 2,400円(100円×24回) | 720円(30円×24回) |
Android™ 搭載スマートフォン、従来型携帯電話(ケータイ)、PHS
下取り対象機種 | 正規品下取り額 | 破損品下取り額 |
---|---|---|
Android™ 搭載スマートフォン一部機種 (Xperia™ XZs、Xperia™ XZ Premium、 Galaxy S8、Galaxy S8+、HTC U11、Nexus 6、 Nexus 6P、Galaxy S5、Galaxy Note Edge、 Galaxy S6 edge、Galaxy S6、Galaxy S7 edge、 Galaxy Active neo、Galaxy A8、Nexus 5X、HTC 10) |
21,600円(900円×24回) | 6,480円(270円×24回) |
Android™ 搭載スマートフォン一部機種
(Xperia™ ZL2、Xperia™ Z2、Xperia™ Z3、 |
16,320円(680円×24回) | 4,800円(200円×24回) |
その他のAndroid™ 搭載スマートフォン |
10,800円(450円×24回) | 3,240円(135円×24回) |
従来型携帯(ケータイ)・PHS | 4,800円(200円×24回) | 1,440円(60円×24回) |
ソフトバンクの旧料金プランと新料金プランの比較と仕組みの変更点、加入前に知っておきたい注意点をご紹介しました。料金プランがよりシンプルになったため、割引適応前の金額よりも高くなったと感じてしまいがちです。しかし、各種割引サービスを併用すれば、よりお得になる料金プランになりました。ほかのキャリアからの乗り換えを検討している人も、下取りサービスを使えばよりお得にソフトバンクへの乗り換えができます。破損品を持っている人で、修理か機種変更か迷っている人も、下取り対象になるため検討してみましょう。
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