引越しをするときは必要な手続きが多いので、漏れがないようにチェック表を作っておくと安心です。やるべきことを書き出すときに忘れてはいけないのがインターネット回線の手続き。引越し先にパソコンを設置してもそのままインターネットを利用することができません。ライフラインの住所変更と同じように、インターネット回線も引越し手続きが必要です。
マンションから戸建てへの引越しなど、工事を行う場合は費用が発生します。引越し先の住所によっては契約中のインターネット回線が利用できないことも。工事予定日を確保するためには早めの手続きがポイントです。今回は、OCN光について引越しの手順やお得な乗り換え方法を解説していきます。
目次
OCN光を利用していて引越しが発生した場合の手順は6ステップあります。おもな流れは次のとおりです。
引越しが決まったら現在利用しているOCN光の契約内容を調べましょう。申し込みをしたときに送付されたOCN会員登録証か、OCNのマイページから確認できます。OCNのホームページにアクセスしたら、ログイン画面にメールアドレスとメールパスワードを入力してください。会員サポートの登録状況に契約内容が表示されます。
OCN光はNTT東日本・西日本による光回線サービスとの光コラボレーションモデルです。新居の住所がNTT東日本・西日本の提供エリアに該当しないと、OCN光の契約を継続できない場合も。それぞれのホームページからエリア内であることが確認できたら、OCNのマイページで手続きを行います。
サービスエリアをまたいで引越しする場合や、引越しに合わせてプランを変更したい場合は別途確認が必要です。カスタマーズフロント0120-506506へ問い合わせをしてください。受付時間は、日曜・祝日・年末年始を除く10:00~19:00です。
引越しによるOCN光の移転手続きは1カ月前からできるので、早めに済ませておきましょう。オンラインで申し込みをする場合は、OCN光のマイページから行います。NTT東日本のサービスエリア内での引越し、またはNTT西日本のサービスエリア内で引越しする場合のみ手続きが可能です。
NTT西日本のエリアは、静岡・愛知・岐阜・三重・石川・富山・福井・奈良・和歌山・大阪・京都・兵庫・鳥取・島根・岡山・広島・山口の府県です。香川・徳島・愛媛・高知・福岡・佐賀・大分・長崎・宮崎・熊本・鹿児島・沖縄の各県も該当します。
NTT東日本は、北海道・青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・新潟の都道県が該当します。NTT東日本と西日本のエリアを跨いで引越しする場合は、現在住んでいるエリアでの解約手続きと新居があるエリアでの新規申し込み手続きが必要です。
OCN光の移転手続きをするときに注意したいのが、NTT東日本と西日本を跨いで引越しするケースです。現在NTT東日本エリア内に住んでいてOCN光を利用している場合、NTT西日本のエリア内へ引越しをすると解約手続きをしなければいけません。
OCN光には「2年割」があります。OCN光を2年間(24カ月)単位で継続利用することを前提としたプランです。利用開始日を含んだ月の翌月が1カ月目となり、25カ月目と26カ月目が契約更新月となります。定期契約となっているため2年ごとに自動更新され、契約更新月以外に解約すると違約金が発生するのです。
NTT東日本と西日本を跨ぐ引越しをする場合は、申し込み時期によって違約金がかかるので移転申し込みのタイミングに注意しましょう。
引越し先が新築戸建ての場合は、通常の移転手続きと流れが異なります。設計のタイミングで、「光回線を引き込むための配管」「光回線を引き込む部屋やパソコンの位置」を決めておく必要があります。ほかに「回線終端装置を設置する場所」「各部屋への配管・配線」も決めておきましょう。新築戸建ては開通までの期間が通常より長くかかるため、早めに申し込み手続きをするのがおすすめです。
また、戸建て物件を新築する場合は、住所となる住居表示番号をつけるための「新築届」を出さなければいけません。新居の完成予定日から2~3カ月前くらいに手続きをしておくと、完成予定日の2~3週間前に住所が決定されます。新居の住所が決まっていないとOCN光の移転手続きができないので注意しましょう。
OCNには「テレビオプション」が用意されています。アンテナを設置しなくても地デジやBSデジタルが楽しめるサービスです。オプションでCS放送も視聴できます。OCN光のテレビオプション伝送サービスのほかに、スカパーJSAT施設利用サービスの契約が必要です。
戸建てにテレビアンテナをつけると、工事費は税抜22,000円前後、BS/CSアンテナの取り付けに税抜15,000円ほどかかります。アンテナの代金を含めると50,000円ほどになることも。
OCN光のテレビオプションを単独で申し込みをする場合、基本工事費とスカパーの登録料を含めてもテレビ1台の接続工事費は16,800円(税抜)です。テレビ4台までなら30,100円(税抜)で工事ができます。家の中にテレビが複数台あっても月額750円(税抜)で利用できるので、マンションから戸建てに引越しする人などにおすすめです。
OCN光の引越しには通常の開通工事と同じ工事費がかかります。プランに関わらず事務手数料は3,000円(税抜)です。工事費用をプランごとにまとめてみました。OCNでは移転割引キャンペーンを行うこともあるので事前にチェックしてみましょう。
工事区分 | 一括払いの工事費用
(税抜) |
分割払いの工事費用
(税抜) |
---|---|---|
派遣工事あり
屋内配線の新設あり |
18,000円 | 合計18,000円
初回3,000円、2回目以降500円×30回 |
派遣工事あり
屋内配線の新設なし |
7,600円 | 合計7,600円
初回1,600円、2回目以降200円×30回 |
派遣工事なし | 2,000円 | なし |
工事区分 | 一括払いの工事費用
(税抜) |
分割払いの工事費用
(税抜) |
---|---|---|
派遣工事あり
屋内配線の新設あり |
15,000円 | 合計15,000円
初回3,000円、2回目以降400円×30回 |
派遣工事あり
屋内配線の新設なし |
7,600円 | 合計7,600円
初回1,600円、2回目以降200円×30回 |
派遣工事なし | 2,000円 | なし |
引越しの手続きを申し込んでから、工事内容の案内が届くまで2週間ほどかかります。引越しが多くなる繁忙期には工事が混み合うため、希望日が通らない場合は工事日の調整が必要です。開通までの工事期間は1カ月くらい見込んでおくといいでしょう。引越しの1カ月前から手続きができるので、早めに申し込みをしておくと安心です。
OCNの「2年割」の定期継続割引を利用している場合、契約更新月の1カ月前になると「契約満了月」や「契約更新月」の案内がメールで届きます。NTT東日本から西日本のエリアへ引越しをするなど、現在の住まいと新居の住所がエリアを跨ぐ場合は解約と新規契約の手続きが必要です。
エリアを越えた引越しでは契約更新月以外に解約をしなければならないケースがあり、違約金が発生します。2年割の契約更新月は、利用開始月の翌月から数えて25カ月目と26カ月目です。利用開始1カ月目から24カ月目の間に解約する場合は、違約金として11,000円が請求されます。
OCN光の引越し手続きで違約金が発生する場合、別の回線に乗り換えた方がお得になることがあるので検討してみるのがおすすめです。例えば、「auひかり」にはスタートサポートが用意されていて、新規加入すると他社サービスの解約に伴い違約金が発生した場合相当額が還元されます。
「SoftBank 光」でも同じように、他社で発生した違約金や撤去工事費を満額還元する、あんしん乗り換えキャンペーンを実施。インターネット回線を乗り換えることで、解約にかかる違約金が還元されるのでお得です。各社では工事費が無料になるキャンペーンやキャッシュバックを実施していることもあるので、気になるインターネット回線をチェックしてみましょう。
引越しの際はインターネットだけでなく、ライフラインや役所に関わる手続きなどやることがたくさんあります。立会いが必要な回線工事は早めに申し込み手続きをする。これが希望日通りにスケジュールを組むポイントです。引越しを考えはじめたら、OCN光の契約内容を確認しておきましょう。特にNTT東日本と西日本のエリアを越えて引越しする場合は要注意。そのまま継続利用ができず解約が必要となるため、契約更新月に合わせて移転することで違約金の発生を避けられます。OCN光を利用していて引越しの予定がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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